廃止どころか「完全実施」手前の薬価・中間年改定
お祭り騒ぎ、終わってみれば財務省の思う壺
2025年1月1日号
「あの騒ぎはなんだったのか」
薬価の中間年改定「廃止」を求めて奔走した製薬団体幹部は、肩を落とす。
24年10月の衆院選で、自民党・公明党が大敗し少数与党となり、国民民主党が躍進した。その国民民主党が「103万円の壁」「ガソリン減税」の次に「薬価・中間年改定の廃止」を掲げ、与党にプレッシャーを掛けたことから、業界内で一気に期待感が高まった。
12月6日、玉木雄一郎代表(役職停止中)ら国民民主党の幹部らは首相官邸で、中間年改定「廃止を求める緊急申し入れ」を行った。その際、石破茂首相は「製薬業界の深刻な状況を受け止めたい」と述べながらも、中間年改定の存廃については態度を表明しなかった。
その後は水面下で、財務省と厚生労働省の事務方折衝が続く。そして、12月20日、林芳正官房長官、加藤勝信財務相、福岡資麿...
「あの騒ぎはなんだったのか」
薬価の中間年改定「廃止」を求めて奔走した製薬団体幹部は、肩を落とす。
24年10月の衆院選で、自民党・公明党が大敗し少数与党となり、国民民主党が躍進した。その国民民主党が「103万円の壁」「ガソリン減税」の次に「薬価・中間年改定の廃止」を掲げ、与党にプレッシャーを掛けたことから、業界内で一気に期待感が高まった。
12月6日、玉木雄一郎代表(役職停止中)ら国民民主党の幹部らは首相官邸で、中間年改定「廃止を求める緊急申し入れ」を行った。その際、石破茂首相は「製薬業界の深刻な状況を受け止めたい」と述べながらも、中間年改定の存廃については態度を表明しなかった。
その後は水面下で、財務省と厚生労働省の事務方折衝が続く。そして、12月20日、林芳正官房長官、加藤勝信財務相、福岡資麿厚生
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